挨拶マナーこそサービスの質を高める鍵

帝国ホテルのルームサービスで黒服のころ、シェフの一人にこんなことを言われました。
「ルームサービスの子たちはいつ廊下ですれ違っても必ず挨拶してくれるから、気持ちがいいね」と。
このように、帝国ホテルでは、誰とすれ違っても必ず挨拶する習慣があります。これは単なる礼儀以上の意味があります。
同じ会社の仲間同士、知らない人だからと無視するのはおかしいですよね。
この習慣がサービスの質を大きく左右するのです。
挨拶がもたらす業務効率の向上

「ルームサービスのメニューにはないレストランのお料理を、お部屋で食べたい」 と、お客様に言われたらどのように答えますか?
「できかねます」とお断りするホテルなどもあるでしょう。
しかし、帝国ホテルではそんなことは申しませんでした。
お客さまから見 れば「ルームサービス」であろうが「レストラン」であろうが、「帝国ホテル」であるこ とに変わりはないからです。
そんなときに「挨拶の習慣」が役に立ちます。
日頃から挨拶を交わしている仲であれば、話が通しやすくなるのです。また、情報伝達も迅速かつ確実になります。
挨拶とともに重要な連絡事項を伝え合うことで、全員が情報を共有できるのです。
スタッフ間の挨拶こそ重要

お客さまには必ず気持ちのよいご挨拶をするよう、どこのお店でも教育するでしょう。
しかし、スタッフ同士はどうでしょうか?
お客様への挨拶は当然ですが、スタッフ同士の挨拶も同じくらい重要です。
上司は特に気を配り、全スタッフに声をかけましょう。
さらに、短い会話を添えることで、「一人ひとりを見ている」というメッセージを伝えられます。
こうした常日ごろからのコミュニケーションの量が、サービスの質を決定づけ、さらにはトラブル対応も迅速にできるようになるのです。
挨拶はコミュニケーションの基本、そしてサービスの質を決定づける重要な要素なのです。