お客様はお店に飽きる|リピーターの心を飽きさせないためのマインド

どれだけお店が繁盛しても、必ず人には「飽き」が来ます。

ですから、流行りに乗っかったような飲食店などは、比較的早く閉業してしまう傾向にありますよね。

ただ、残り続けているお店には、それ以上の価値があるのです。

そこで今回は、改めてお客様の心理について理解していきましょう。

初来店のお客様の心理

どのようなお店でも、初来店されるお客様は「期待」と「不安」を持ってお店に訪れます。

たまたま通りかかったり、雑誌やネットで見つけたり、あるいはどなたかのご紹介であったり...............きっかけはさまざまです。 

大前提としてこのお客様は、「体験」をしていないわけですから、不安をもっています。

反対に、事前に得た情報をもとに訪れているので「期待」ももっているわけです。

まずここで、お店への満足度が査定されます。

「料理」「空間演出」「サービス」が「期待」 どおりかそれ以上ならば「満足」、下なら 「不満」です。

とはいえ、満足度はお客様一人ひとりの主観的なものですから、一概に何が正解とは言えません。

大切なのは、その次にあります。

1回目の満足度は必ずしも続くものではない

初来店されたお客様が、初回の体験に満足しているとします。

満足しているのですから、当然ながら、2回目、3回目とお店を利用してくれるでしょう。

しかし、残念ながら3回目、4回目に来店してくれるとは限りません。

なぜなら、人は回を重ねるにつれ、最初は目新しかったお料理にも、斬新に感じた演出にも慣れてきます。

つまり〝飽き"が始まります。

そうして、別のお店に興味を持ち、「またいつか行こう」と思われていたお店にも、いつの間にか来なくなってしまうのです。

ですからお店は、お客さまを飽きさせないためにさまざまな工夫を凝らします。

新メニ ューを加えたり、季節に応じて室内のデコレーションを変えたり、あるいは時期ごとのキ ャンペーンをおこなってみたり……。

しかし、これらの試行錯誤も、長くは続きません。

バリエーションに限界がありますし、モノで人の心をつなぎとめておくことができないからです。

しかしどんなに頑張っても、料理や空間演出のバリエ ーションには限界があります。モノで人の心を永久につなぎとめておくことはできないのです。

お客様を繋ぎとめるものは「絆」

お客様を繋ぎとめるものは「絆」

お客様を繋ぎとめておくことができないのであれば、「一生リピーターはできないのではないか?」と思う方もいるかもしれません。

しかし、上記で説明したように「モノ」では人の心を永久につなぎとめることができないだけです。

お客様との間に「絆」が生まれるようになれば、半永久的にお店を利用してくれるようになります。

ですから、心の通うおもてなしが大切になるのです。

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