美味しいお茶を入れるための急須の選び方

「同じ茶葉なのに、なぜか味が違う」そんな経験はありませんか。
お茶の味を左右するのは、茶葉や水だけではありません。
実は急須が大きく関わっています。特に見落とされがちなのが、急須の内部構造です。
多くの家庭で使われている金属製の網付き急須は、使いやすい一方で風味に影響を与える可能性があります。
今回は、美味しいお茶を淹れるための急須の選び方についてお伝えします。
金属網の急須はおすすめできません
多くの家庭用急須には、取り外し可能な金属製の網が付いています。
茶葉が湯呑みに出にくく、洗いやすく、確かに便利です。
しかし、金属は経年劣化します。
使用を続けるうちに、わずかな金属臭が出ることがあります。
これが繊細なお茶の香りを損なう原因になるのです。
また、金属網は1年ほどで歪んだり、外れたりすることがあります。
そのたびに買い替えるのであれば、結果的にコストはかさみます。
おすすめは「セラメッシュ」急須
美味しいお茶を淹れたいなら、本体と一体化したセラメッシュ構造の急須をおすすめします。
セラメッシュとは、陶器製の細かな網目が本体と一体化している構造です。
金属を使わず、急須そのものが茶こしの役割を果たします。
また、金属臭がなく、茶葉本来の香りを引き出すのにぴったりです。
お茶の甘みや旨みが素直に出るため、雑味を感じにくくなります。
セラメッシュ急須の価格帯による違い
セラメッシュ急須は価格帯によって性能に差があります。
安価なもの(1000円台)は網目が粗く、茶葉が漏れやすい場合があります。
また、目詰まりしやすい構造のものもあるので、おすすめはできません。
一方で、3000円以上のモデルは網目が細かく均一で、詰まりにくい設計です。
耐久性も高く、10年以上使えるものも珍しくありませんから、結果的にお得です。
セラメッシュ急須はインターネットで簡単に購入できる
セラメッシュ急須は、実店舗では見つかりにくい場合があります。
その場合はオンラインショップで探すと種類が豊富です。
常滑焼など伝統的な産地の製品も選択肢の一つです。
良い急須は価値を生み、味も変える
「急須に数千円は高い」と感じる方もいるかもしれません。
しかし1000円の急須を毎年買い替えるより、長く使える良質な急須の方が結果的に経済的です。
また、良い急須を使うと、「丁寧に淹れよう」という意識が自然に生まれます。
お湯の温度を気にし、抽出時間を意識するようになり、より美味しいお茶を淹れられるようになります。
美味しいお茶は急須から
美味しいお茶を淹れるためには、茶葉や水だけでなく急須選びが大切です。
そして、美味しいお茶を淹れようとする気持ち、つまり急須選びは、お客様に対しての気遣いでもあります。
ぜひお茶を提供している飲食店は、急須選びから整えてみてはいかがでしょうか。
